本当にあったこわい話 part2

昔々あるところに、女友達の知り合いで、お坊さん(40才くらい)の人がいました。

その人は目つきが悪く、最初は少しこわい感じの印象だったのですが、私は1番近い席にいたのでその中では割と仲良くなりました。

どうやらその仲間内で兄貴的なポジション?らしく、みんなからお金をねだられてまんざらでもなさそうに出していました。

 

みんなで健康ランド内で飲んで、ゲームで遊んだ後、カラオケに行きました。

ここで、やつの本性が現れました。

 

彼が何の歌を入れようか悩んで困っているように見えたので、「私一緒に歌おうか?」と少し助け舟のつもりで提案。彼が見ていたりれきの中から、「これだったら私歌えるかも」と伝えた曲を彼は選択。

そして彼の順番が来ました。

彼が歌えれば私は歌わないでおこう、と思いつつ、一応私も手元にマイクを準備。

すると……歌い始めたヤツは、なんとマイクの最上部を持ち、すごい角度で上に持ち上げるようにして歌っていました。もう床と垂直くらいの勢いで。

 

(ワオ)

 

そして結局私は歌うことなく一曲終えました。

その時は少しびっくりしたけど、

(へー、なるほど。そういうマイクの持ち方なんだね)と思いました。

 

さらにその後、仲間が歌っている時にまたしても事件が。

"タンタタタンタンタタタン…"

(ん?なんだ?なんの音だ?)

横に目をやると、お坊さんは指を器用にすごい速さで細かく動かして、机をリズミカルに叩き、指パーカッションをやっていました。

最初は(わー、ノリノリだなー)なんて思っていたのですが、その後も指パーカッションはヒートアップ。

その後ほぼ全ての曲で指パーカッションをやっていました。

最終的には(うわー、気になるなー、私嫌だなー)に変わっていきました。

そうなるともう、さっきまでは流せていたあの垂直マイクも、毎回歌うたびに視界に入って来るので(やばwうけるw)に。

 

しかしみなさん、お気づきでしょうか?

この男、これらの行為に対して"俺かっこいい"と浸っているということに…。

 

 

その日は健康ランドで寝て、次の日の朝。

私はお坊さんの車で帰ることになりました。

その車内では、お坊さんの好きな音楽が流れており、優里とか、意外と最近の曲でした。

ただ、そこでも……

"タンタタタンタンタタタン…"

助手席に乗っているとわかります。

彼の手元は、ハンドルを叩いて指パーカッションをしていたのです‼︎‼︎

 

((いやいや…、かっこよくねぇから‼︎?))

 

 

みんなで今度はコストコに行こうという話になっているようですが……

きっともう会うことはないでしょう!!

アーメン🙏じゃなくて、南無阿弥陀仏‼︎🙏